「ええーと、、」はダメよ。
今日のレッスンはスラップがメインのフュージョン楽曲。
この曲のアプローチは、スラップと言っても音圧イケイケな感じではなく、上品でスマート、切れもあってファンキー、といった感じ。
生徒のS君、なかなか丁寧に上品な感じを醸し出そうと頑張って演奏しています。
しかしながら、グルーヴやダイナミックな感じが出なくていまちパッとしない。
本人もそれは良く分かっている様子。
実は彼の弾いている姿を見ていると、途中、「ええーと、、」という顔の表情と共に弾いている腕以外の体の動きが止まっています。
この生徒さんに限らず、演奏中に「ええーと、、」となるシーンはレッスンしていて良く見受けられる現象です。
しかしこの「ええーと、、」はかなりのくせ者です。
なぜなら「ええーと、、」となった瞬間、気の抜けた音になってしまうからです。
その瞬間、大事なグルーヴからは一番遠いところにいってしまっているわけです。
その後、
そのアドバイスをしてから私の演奏を見せてあげたら彼の表情が変わり、演奏も次のテイクからグッと良くなりました。
まだまだ荒さはありますが、方向性は良い方向へ向かった感じです。
次回のレッスンではこの方向でさらに良くなっていることでしょう。
こうやって目の前で良い音を出せるようになっていってくれると私も嬉しいですね!
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