種市弦の「注文の多い音楽会TV」 第57話 Dazzling
種市弦の「注文の多い音楽会TV」
第57話 Dazzling
Youtubeにアップされました!
今回はカシオペアさんの名曲「Dazzling」を演奏しました。
全編スラップで演奏しております!
使用ベースはFender Jazz Bass 69年
です。
マテリアルは、アルダーボディ、ローズ指板
です。
スラップ曲なので、定石通りならば、アッシュボディの70年代Jazz Bass等を使うところです。
私は70年代アッシュのJBは2本所有していますし、Fender以外のアッシュJBも数本所有しています。
普通だったらそっちを使うところなんですが、
今回はあえてこの69年アルダー、ローズで攻めました。
なぜなのか。
それは、たまたまです!(笑)
いや、言ってしまえばそうなんですけど、実はちゃんと考えたんですよ。
最初、この曲を演奏するということになってそれから私はドラムトラックの制作に入ったわけなんですが、
ある程度ドラムトラックが出来た段階で試しに仮のベースを録音してみるわけですね、
その時にたまたまこのベースがちょうどチューニング状態で手元に置いてあったんですね、たしか他の仕事で使った直後とかで。
で、とりあえず仮なのでそれで録音してみたら、
これが予想外なことになかなかいい感じでイケちゃった(笑)
ちょっとイナタイ音が妙にマッチしてるわけです。
その後、アッシュボディのJBで試してみると、確かに定番のスラップの気持ちいい音なんだけど、なんだかアレを聴いた後では物足りないというか、逆に強すぎるんですよね音が。
この楽曲にピッタリハマるのは最初に試した69年JBの方なんですよね。
ということで、今回この曲に関してはスラップ曲ではありつつも、敢えてこの69年アルダー、ローズで挑むということになったわけです。
なんか、物を創っている時って、そういう偶然が功を奏することが時折あったりしますよね。
なんかそういうのって大事にしたいなー、なんてね。
いいものを創るって理屈じゃないんだなと再認識しました。
感性を大事にするってことですね。
エラそうなこと言いました(笑)
ではどうぞお楽しみください!
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自宅スタジオからTV出演しました。
レッスンネタではないのですが、
先日、私の自宅スタジオで収録いたしました、テレビ神奈川さんの番組、
「種市弦の注文の多い音楽会TV」第45話
が、4月3日に放送されました。
その番組のアーカイブがYoutubeにアップされております。
トークは緊張してだいぶ固くなっております(笑)が、
よかったら是非見てくださいね!
ちなみにもう一話ありまして違う曲をやります、それは来週10日に放送されます。
テレビ神奈川 4月10日あさ9時21分ごろです。
植田博之ベース教室はこのスタジオでやっておりますので、よろしくお願いします。
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音数多すぎ問題について。
久しぶりの、「お知らせ」じゃない更新です!
コードとスケールを一通り習得して、アドリブで楽曲のベースを少し弾けるようになってきた頃に多く見られる症状で、
やたら音数を多く弾きすぎる、というのがあります。
間違った音は弾いていないのだけれど、楽曲のフィーリングと合ってなかったり、なんとなくダサいベースになっちゃうということはありませんか。。
これはある程度弾けるアマチュアプレイヤーの方にも当てはまることではないでしょうか。
では何故こうなってしまうのか、原因を探ってみましょう。
その大きな原因の一つは、
とりあえずなにか弾いて音を埋めていないと、これでいいのかどうか不安だから。
なのですね。
だからコードトーンやスケールのことばかりに気を取られて、とりあえずその場のコードに合っている適当な音をむやみに弾いてしまうのです。
しかしながらその結果、あら不思議、意外と不協音にはなっていないのでなんとなく弾けてる気になってしまいます。
しかも音数はいっぱい弾いているんだからなんかちょっとイケてる気になってしまいます。
しかしこれが罠なんですね。
この場合ほぼ間違いなく、無駄に音数だけ多くて楽曲に合っていない浮いたベースになっています。
このような症状に自覚がある場合は良いですが、ない場合はちょっと厄介かもしれません。
そしてもう一つは、
ある程度自信をもって弾けている場合。
自信があるがゆえに自分の弾く音、フレーズばかりに気を取られてしまっていることです。
その結果、やはり周りを無視した浮いたベースになってしまいます。
ある程度弾ける人はこちらの方が主な原因かもしれません。
この様な症状に対しての処方箋は様々ありますが、今日は一つだけお教えしましょう。
それは、「とにかく周りの音をよく聞くこと。」
です。
インストより歌モノの場合は特にそうです。
歌メロやドラムを中心に「楽曲」をよく聞きながらプレイするように常に気をつけるわけです。
そうすると自分の音が客観的に聞こえてきます(少なくとも今までよりは多少なりとも)。。
そうするとむやみやたらと無駄な音が、だんだん自然と「弾けなく」なってきます。
これは良い兆候で、その結果、本当に必要な音が残ります。
そしてその残った音を整理して組み立て直すと、あら不思議、グッとセンスのいいプレイに近づいて行きます。
自分が弾かなくても周りのプレイヤーが弾いてくれていることに気づくわけです。
言わば、弾かない時を知る、とでも言いますか。
その結果、周りの音を邪魔しない、必要なところに必要な音を弾く、という理想のベースに近づくことができます。
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メールのご紹介
先日、当教室に新しく入門された方からこんなメッセージを頂きましたのでご紹介させていただきますね。
ご本人の了承を得てご紹介させていただきました。
鵜沢さん、ありがとうございます。
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番地で覚えましょう。
初級者から中級者の方でよくあることなんですが、
スケール練習などの時、途中の音列を少しだけポジションを変えてやってみるとき、
変えた音は3つだけだとしても、その前後の音も全く弾けなくなってしまうということがあります。
3つ変更しただけで、もうまるでなにも弾けなくなってしまうわけです。
なぜそういうことが起こるのかというと、弾いているところからの前後関係だけで次に押える場所を覚えてしまっているからなんですね。
絶対的な場所として覚えていないからなのです。
だから一つでも変更するともう訳が分からなくなるんですね。
なので、そうならないように、ポジションは必ず番地で覚える、ということが重要なのです。
でもそういわれてもなかなかすぐには出来ないのが人間というもの。
なので、あえて何種類かのポジションで弾くように練習するというのは効果的なのです。
そうすることによってだんだんと自然に覚えられるんですね、これが。
色んなパターンをやることによって、多角的に脳が理解することが出来て効率よく憶えられるのではないかと思います。
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